リハスレザー

リハスレザーの物語

物やブランドの裏側には必ず語るべき物語があります。 そして、その物語は誰か1人が作り上げるものではありません。 関わる人全てが物語の主人公であって、それぞれの苦悩、葛藤、希望、夢などが複雑に絡み合い、1つの大きな物語となるのだと思います。 そして、そこにはリハスレザーをお買い求めいただき、使っていただくお客様の物語も含まれるのだと思っています。 では、とてもとても長くなりますが、リハビリ型就労スペース「リハス」を運営するセンター長、リハスレザーを作っている障がいを持つメンバー、それぞれの物語をお読みいただきたいと思います。

「障がいがあっても稼ぐ」、「自信をもって働きながら自分たちの人生を歩んで行ってもらいたい」

リハビリ型就労スペース「リハス」センター長

「障がい者が障がいがあることが問題ではなく、障がい者が活躍できない社会こそが問題である」  これは弊社創業者が強い憤りを感じた経験に基づく強い想いです。  障がいを持つメンバーの障がいは一人ひとりの個性です。  それを生かせる働き方、働く場所、ブランド、商品を私たちは育てていきたいですし、メンバーには自分たちの個性を生かして作り手として自信をもって働きながら自分たちの人生を歩んで行ってもらいたいと思っています。  私たちが作り出すモノと想いとモノガタリがたくさんの人に届くことを切に願っています。

美しさと強度、長く使っていただくために、手縫いにこだわる。

Rehasのクラフトマン、革職人たちは様々な障害を抱えながら個々の課題と向き合い、いろいろな想いを込めて物つくりをしております。 お客様に喜んでいただくことや満足していただくことはもちろん、Rehas Leatherを持つことで、物を大切に使い続ける心や、地域社会、地球環境への貢献の一端を担えることも誇りに感じながら物つくりを行っております。 革製品は一般的にミシンで縫製されることがほとんどです。ミシンは効率よく作業できる反面、縫い方の性質上一度切れだすと次々にほどけやすく、一度ほどけだすとパーツもバラバラになることもあります。 一度に縫ってしまう作り方も多いので、切れた部分を再縫製するときはすべて糸をほどき、縫い直さないといけなくなる場合があります。 革小物用の糸は細いため切れにくいように糸自体を強くするためポリエステルやナイロンを使うことが多いです。

手縫いは、2本の糸で交互に交差しながら縫うため、切れてもほどけにくくなっています。 手で2本の糸を場所ごとに微調整しながら、革になじませて縫い付けていくため、強さもあり、切れた部分の補修も前後の穴目からの補修が可能です。 手作業で一縫い一縫いを注意を払い、繰り返して綺麗に縫い目を揃えて作っていくには、日々の練習や集中力が必要で、更に場所ごとに左右の手の使い分けをして縫う必要があります。 そうしてできた当社の手縫いの縫い目は、均一化された美しさと強度を兼ね備えたものとなっています。

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